こんばんは。みさとです。
今回は、セレンといういかにもマイナーなミネラルについてご紹介していきたいと思います。
はい、もちろん、なにも知りません。なんだそれ?って感じなのでさっそく行っちゃいましょう。
1つ思ったのは、
セレンって名前がなんだかカワイイなぁ…
ってことだけです笑
さぁ、そんなしょうもない感想はいいからさっそく行っていましょう!
目次
ざっくりとセレンってどんなもの?
セレンは体内には10mgしかいないという微量ミネラルなんですが、認識機能、免疫システム、生殖能力といった、色んな所で必要になるもの。甲状腺ホルモンの代謝とDNA合成に関係があって、酸化による損傷、感染から守ってくれたりと味方にしておかなきゃ損な子。大部分は骨格筋にて生活しております。(1)
そして、これはかなり私の中ですごい面白いなぁと思った特徴。
なんと食べ物に含まれるセレンの量は、農家の方が農作物を育ててくれた土地や水のセレンの濃度によりけりなんですって。
今までの栄養素は結構決まっているものが多かったですが、土地によりけりって…すごい面白いと思いました!
健康にも良かったりして?
心血管疾患、甲状腺疾患、思考障害といった認識機能の低下、ガンなどの予防に役立つ可能性があると言われています。
心血管疾患
セレンは、体内の中ではセレノプロテインというたんぱく質として動いているわけなんですが、これが脂質や脂肪の酸化を防いでくれるので、心血管疾患を予防することができるんじゃないかと言われています。
また炎症を和らげてくれる効果もあるので、血小板でいっぱいにならないようにもしているみたいです。
認識機能の低下
抗酸化作用もあるので、認識や精神的機能低下のリスクを軽減してくれると言われています。とはいえ、ここはまだ発展途上。アルツハイマーなどの病気にも効くという研究が出てきたらよいですね!(2)
甲状腺の障害
甲状腺ホルモンを作ってくれたり、代謝してくれるという役割があるのが、このセレンちゃんなんですが、セレン濃度の高い女性は甲状腺疾患が少ないという研究があるよう。ただ、男性には立証されなかったよう。他の研究では矛盾した研究もあるようなので、サプリメントで甲状腺の健康をサポートしよう!と思うのはまだ時期尚早のよう。(3)
がん
DNAを修復してくれる機能によってがんを予防してくれるかも?と言われています。
アメリカで2003年に食品医薬品局(FDA)が出した結論としては、
【セレンの摂取は特定のがんのリスクを軽減してくれる可能性がある】
ということのよう。
こんな感じでビタミンEのように老化防止やがんを倒してくれるかもしれない大注目の栄養素。
他にも…
ほかにもこんなことに効くかも!って言われています。
- AIDSの進行を抑えるようにHIVの動きを抑えてくれる
- 流産のリスクを軽減してくれる
- 喘息を予防してくれる
などの効果があるとされています。
妊娠中のお母さんがしっかりとセレンを摂取しておくと、子供が喘息になるリスクを減らしてくれるという研究もあるようです。妊娠中はとても敏感な時期だし、いつもより栄養が必要。なので、自分のためにも子供のためにも色んな食べ物からしっかりと栄養を摂取しておくことが重要になってきますね。(4)
どれくらいの摂取すればよいの?
日本の摂取量はこのようになっています。
アメリカでは、成人の場合だと55㎍のようで、妊娠中の女性は60㎍、授乳中は70㎍を摂取するようにってなっているようです。
やっぱり日本のほうが摂取量は少ないですが、上限との違いにも驚きました。
微量ミネラルだけど、欠乏症ってあるの?
世界を見渡しても、ほとんどみられることはないこのセレン。
起こるとしたら、すんごくセレンが含まれていない土地の地域では起こりうることもあるよう。
さっき言ったように、食べ物に含まれているセレンは、その土地のセレン濃度によりけりなのでね。実は中国の一部地域ではセレンの割合があまりにも低いせいで、セレンの欠乏による心筋障害がおこったこともあるんです。現在はその地域の方々はサプリメントを摂取することでセレンの欠乏症はなくなったということなんですけど、そんなリスクもあるっちゃあります。
ただ、ほとんど起きないのでご安心ください。
どんな食べ物に含まれているの?
って言ったって、土地によって変わるんでしょ?
じゃああまり紹介できないじゃん!
うん、そうです笑
ただ、どのようなものに多いかについてはある程度のデータはあるので、ご紹介させていただきます。
- ブラジルナッツ
- マグロ
- オヒョウ(ちなみにこのオヒョウ、私は結構好きなんです、回転寿司に行くとエンガワを食べる方、だいたいこの魚です)
- 玄米
- 卵
結構お魚さんには多いんですよん。穀物系は基本的には多いんですが、これは土地によって育てられるものなので、その時のセレン濃度によりけり。そこは変わりません。
どんなリスクがある?
耐容上限量があるように、毒性が比較的強いというのもセレンの特徴。
もちろん、普段の食事から過剰摂取になることはないんですが、高濃度のサプリメントの摂取は中毒を引き起こす恐れも。
どんな悪いことが起こるかというと…
- ニンニクを食べたような息になる
- 口の中は金属の味がするようになる
- 爪がもろくなる
- 胃腸障害
- 虫歯
- 神経異常
- 疲労
- 発疹
- 脱毛
いや、真剣な話なんだけど、どうしても言いたい。
え、ニンニクを食べたような息になるって、え、どういうこと笑
本当にある症状のようだけど、さすがにすごい症状だなぁ。
しかも、ニンニクを食べた後のような息吐くのに、自分の口の中は
あ、金属の味がする
って思うわけでしょ。もうどういうこっちゃ笑
さて、気を取り直して。
ちなみに深刻な場合は、腎不全、心不全、死に至る場合もあります。
という感じでお届けしました、セレンでしたけど、いかがだったでしょうか。
土地によってセレンの濃度が違うということ、なによりもニンニクの息になってしまうという恐怖の栄養素だったと思います。
こんな特徴を持つ、彼女のこと、カワイイと最初に申し上げましたが、もはや全然可愛さがない…忘れられない栄養素となりました。
ということで、今回はこの辺で!
MISATO
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