今回はビタミンKについて学んでいこうと思います。
ビタミンKて言われて何が思い浮かびますか?
「ビタミンKって行ったら、◯◯でしょ!」
なぁんて言える人はそんなにいないんじゃないかと思いますが、骨作りに必要(たんぱく質を活性化させる働きをしている)だったり、血中カルシウム濃度のコントロールをしてくれたりする結構重要な栄養素なんです。
また、「止血ビタミン」なぁんていう別名がついちゃうほど、血液の凝固には大きく関わっていて、(プロトロンビンというものを作る働きを担っています)不足することは稀だと言われていますが、深刻になると、凝固するまでの時間がかかってしまったり、凝固に時間がかかるので、出血多量になるリスクもあったりします。
とまぁこんな感じで血液の凝固だったり、骨作りの材料になくてはならないビタミンK。
詳しく見ていきましょう!
目次
ビタミンKはどんなもの?
ビタミンKは、実は2種類あります。
- ビタミンK1(フィロキノン)→植物に由来するもので、主に緑黄色野菜から摂取できるものです。
- ビタミンK2(メナキノン)→動物性食品や発酵食品に多く含まれています。ビタミンKを摂取すると、大腸でビタミンK2に変換されます。その後、小腸へ吸収され、脂肪組織や肝臓へと蓄積されます。
蓄積されるということからもわかるように、ビタミンKは脂溶性ビタミンの1種になります。
実は私たちが赤ちゃんの時からのお付き合い?
様々な食品に含まれているので、基本的には不足することはないと言われているビタミンKですが、生まれたばかりの赤ちゃんの体内には、腸内細菌がほとんどいないので、栄養は母乳やミルクからしか受け取ることができません。なので、母乳の中にビタミンKが少なかったり、哺乳量が少ないとビタミンKが不足しがちなんです。日本の産婦人科では、K2シロップを投与して未然にビタミンK不足になるリスクを減らしているようです。
血液を固めるために重要なビタミンKは、私たちが生まれた時からずっと見守ってくれて。
なんだかビタミンKに母のようなぬくもり、感じてきちゃいました。(いや、どんな心情だよ)
そんな私たちの母(いや、誰も同意してくれてないだろ)ビタミンKの摂取量はこんな感じになっております。
単位がμgだという点にはご注意ください。
ビタミンKがもたらす健康
ここまでもビタミンKの凄さに触れてきましたが、もう少し見ていきましょう。
骨(ボーン)を守ります
ビタミンK不足と骨粗鬆症には関係があると言われています。
研究によると、ビタミンKには骨を強くしたり、骨密度の増加や骨折のリスクを減らすということが少しずつ明らかとなってきています。(1)
記憶力(メモリー)が高まる?
ビタミンKの血中濃度と高齢者の短期記憶力が因果関係があるということが分かっています。(1)
健康な70歳以上の高齢者の中で、血中濃度が最も高いグループは短期記憶能力が最も高いという結果が出たんですね。
記憶力が良くなるなら、暗記パンもビタミンKでできているのかもしれません…(それは違う)
心臓(ハート)病を予防する?
石灰が動脈に溜まることで起こる石灰化を防ぐことで、血圧を下げることもできると言われているビタミンK。これによって、心臓が体内に血液を送ることができます。
石灰化は老化とともに起こってしまうもので、心臓病の主な要因だとも言われています。またビタミンKの摂取は脳卒中のリスクを下げるとも言われています。
わざわざボーンとか、メモリーとかハートとか入れましたが、英語の勉強をしながらだっただけで、全く意味はありません、ただの気まぐれです。
どの食べ物に含まれているの?
ビタミンK1は、ケールなどの緑黄色野菜や果物に沢山含まれています。
ビタミンK2(メナキノン)は、肉や乳製品、卵、そして私の大好きな納豆があります!
大事なことだからもう1回言いますが、私納豆大好きなんです。。(大事なことじゃないし、聞いてない)
血を固める働きをしてくれているビタミンKなので、抗凝血剤を服用されている方は、医師の診察を受けずに過剰なビタミンKの摂取をすることは控えてくださいね。
ビタミンKが多く含まれている食べ物についてご紹介しますので、参考にしてみてください。
- パセリ10茎(90μg)
- 納豆85g(850μg…ちなみに納豆1パックは40gくらいの納豆が多いと思います)
- ほうれん草1房(145μg)
- 大豆油大さじ1杯(25μg)
- ゆで卵1つ(4μg)
幅広い食べ物の中に含まれているので、基本的に不足することはないと言われていますので、そこまで深刻に考えたりしなくても良いようです。
それでも、食事に意識して取り入れたい!ということだったら、納豆はやっぱりおススメですよね、ご飯のお供にも最強です。私は今日の朝しっかりいただきました。(だから聞いてない)
ちなみに、納豆で一番好きなのは「くめ納豆」ですね…3パックで売っている「くめ納豆」ですが、その系列で「味道楽」っていう2パックで売っていて、「くめ納豆」よりもお値段が高いのもあって。
食べ比べをしたんですが、私は「くめ納豆」の方が美味しいなぁって思いました。
私の舌が安上がりなのかもしれませんが、味が「くめ納豆」の方が美味しい!って結論に至ったんですよね。
だけど、成分表を見たら、同じだったわけです。(量は違いましたが)値段の違いは一体どこに現れるのかしら…という疑問が湧いてきたもんだから、そろそろミツカンさんに聞いてみたいですよね、本気で。うん。
さて、みなさんは納豆に何を入れますか?私は…って…
…
納豆熱ありすぎて納豆の紹介記事と化し始めちゃったよ。
大変失礼いたしました、さすがに脱線しすぎました、ビタミンKなんです、そう。
油ものとビタミンKの相性はいいので、葉っぱの多い野菜にオリーブオイルをかけて食べると吸収率も良くなるので、より効率的に摂取できます。
納豆は苦手だな…という方はほうれん草グラタンなんかもオススメですよ。
なんだか大して料理が得意ではないのに、キユーピー3分クッキングが始まりそうな語り口になってきたので、これにて料理の話は撤退します。
じゃあ気を取り直して納豆の話し…。(それだけは絶対に違う)
過剰摂取が私たちにもたらす影響
ビタミンKの上限摂取量は決められておらず、ビタミンKを含む食べ物を食べ過ぎることでの有毒性はないと考えられていますが、サプリメントでの過剰摂取はやはり危ないので、注意が必要です。
血液を固まりにくくするワーファリンは、血液をサラサラにする薬なのですが、血栓ができるのを避けるために飲まれるものです。
血液を固まらせようとするビタミンKとは相性はあまり良くないお薬なので、このお薬を服用している時にビタミンKの摂取を増減させるのはあまり良くないので、ビタミンKの多く含まれる食べ物を避けてつつ、普段の摂取量を保つのが良いとされています。
抗てんかん剤として用いられる、フェニトインを妊娠中や授乳中に飲むと、赤ちゃんがビタミンK不足を起こしてしまう可能性があります。
ですので、これらの薬品を服用している方は、ビタミンKの摂取量について医師と相談しましょう。
さていかがだったでしょうか。
今回は、私の大好物が出てきてしまったばかりに危うく乗っ取られそうでしたね。(完全に乗っ取られていた)
もはや、納豆の話しか記憶できなかったよ!どうしてくれるんだよレベルかもしれません。。
兎にも角にもビタミンKを知らなかった人にとっては強烈な学びになったと思います。
ではまた近いうちに他の栄養素についてご紹介していきたいと思います。
MISATO
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